アドセンス収支レポートの見方を解説!おすすめの設定とは?
広告

アドセンス広告を設置してしばらくしたら、レポートを見るようにしましょう。

最初のころはPV数も少なくほとんど収益はないに等しいでしょうが、少しでも広告をクリックしてもらえるようになると、収益がどうなってくるのかが気になると思います。

しかし、アドセンスのレポートは項目があまりにも多く、それだけ多機能なわけですが、どこを見たらいいかわからず、「見積もり収益」だけを見ている人も多いようです。

レポートの項目数は確かに多いですが、初心者がどこを見たらいいかというポイントを順を追って説明します。

操作性

まずは操作性の説明ですが、Googleアドセンスの管理画面から「レポート」を選択します。

するとデフォルトでは「見積もり収益額」の推移が折れ線グラフで表示されます。

折れ線グラフの下はこのような表が表示されています。(規約により数字はお見せできません)

初期設定では縦軸に「日付」、横軸に見積もり収益額やページビューなどの項目が表示されています。

この横軸の項目については全部で32項目もあるのですが、主だったものを次の章で説明いたします。

まずは最初の画面に戻って「日付」の部分です。

初期設定では日付別に横軸に設定された項目が表示されますが、上の図のようにいろいろ変更することが可能です。

この中で見るべきは「広告ユニット」です。自動広告のみ設定している人は別ですが、自分で広告ユニットを設定しているならば、ここで広告ユニット別の実績を確認できます。

同じ設定の広告を設置場所別に作っていたのは、ここで設置場所ごとの実績を確認するためです。

縦軸は初期設定の「日別」と「広告ユニット別」を最低限確認すれば良いと思います。

次に左下の「期間」です。初期設定では7日間となっています。

変更することも可能です。私は過去7日間と今月をチェックしています。

これらのレポートは、画面右上の「・」3つのところから「Googleスプレッドシート」にレポートを表示できます。

Googleスプレッドシートとは、Excelのようなシートです。月が変わるごとに保存しておくのがおすすめです。

広告

レポート項目

操作性のところで触れた横軸に選べる項目の用語説明をいたします。

レポート画面の上部にある鉛筆のマークをクリックすると以下のような画面になります。(縦長なので3分割で表示します)

推奨9項目、詳細17項目、セッションが6項目と、なんと32項目もあります。

チェックが入っている項目が初期設定されている項目ですが、推奨とされている9項目と詳細の上から4項目についてそれぞれ説明いたします。

見積もり収益額

Googleからもらえる金額の見積もりです。誰もが一番気になるところです。

ページビュー

広告が貼ってあるページのアクセス数です。Googleアナリティクスで見るページビューと違うのは、「広告が貼ってあるページ」へのアクセス数だからです。そのため、Googleアナリティクスより少なく表示されます。

ページのインプレッション収益

アドセンス広告の収益性を示す指標です。見積もり収益額÷ページビュー×1,000の数字で表示され、広告が貼ってあるページが1,000回見られた時の収益を表しています。

表示回数

広告の表示回数です。広告が3つ貼ってあるページが見られたら、表示回数は3となります。

インプレッション収益

ページのインプレッション収益と同様にアドセンス広告の収益性を示す指標です。見積もり収益額÷表示回数×1,000の数字で表示され、1,000回広告が見られた時の収益を表しています。

クリック率

広告の表示回数に対してクリックされた確率です。クリック数÷表示回数×100で表されます。

アクティブビュー視認可能率

表示された広告がどの程度見られたかを示す指標です。視認されたかどうかは広告全体のうち、半分以上が1秒以上表示されたどうかで判断されます。1記事に5つ広告が貼ってあって2つ見られていたら40%となります。

アクティブビュー時間

表示された広告の視認可能な時間の平均値です。

アクティブビュー測定可能率

なんらかの理由でアクティブビューが測定できない場合もあります。それを除いた測定可能な確率です。前述の「視認可能率」は測定可能なデータを100%として計算されます。

すべてのインプレッション

インプレッション=表示回数と思って良いです。インプレッションという表現はここ以外にも記載されることが多いので覚えておきましょう。なお、表示回数は推奨項目に入っていますが、ほぼ同じ数字か全く同じ数字がここに出ていると思いますが、その違いは不明です。

クリック数

広告がクリックされた数です。

CPC

cost per clickの略でクリック単価のことです。見積もり収益額÷クリック数で計算されます。

ページCTR

CTRとは、Click Through Rateの略でクリック率を表します。計算式はクリック数÷ページビュー数×100で算出されます。前述の「クリック率」との違いは分母がページビュー数か表示回数かという点です。通常はクリック率というとページCTRのことを指します。

広告

おすすめの設定

以上の説明を踏まえた私のおすすめの設定がこちらの7項目です。

  1. 見積もり収益額
  2. ページビュー
  3. クリック数
  4. ページCTR
  5. CPC
  6. ページのインプレッション収益
  7. アクティブビュー視認可能率

ちなみにこれらは選んだ順に表示されますが、私はこの順にしています。

順番はどうあれ、この7項目を常に確認すると良いと思います。

見積もり収益額・ページビュー・クリック数の3項目は多いに越したことはないですが、その他の4項目は最低限以下の数字を意識してください。

ページCTR

1%以上ないと少ないです。平均値が1%程度と言われています。2%を超えるとかなり優秀です。

CPC

クリック単価はジャンルにもよって変わってくるので目標値は難しいところですが、一般的に10〜30円です。

表示される広告は入札によって決められるのですが、アクティブビューの悪いサイトは入札単価が抑えられたりします。以前より数値が落ちていたりしたらアクティブビューも落ちてないか確認してみてください。

ページのインプレッション収益

200〜300円が妥当なところです。金額が高くなればそれだけ効率が良いサイトと言えるので、日々の見積もり収益額とともにインプレッション収益の推移も良く確認しましょう。

アクティブビュー視認可能率

50%以上は欲しいです。50%が平均値です。下回る場合は、ユニットごとにこの数値を確認して、低い数値の広告配置は見直しましょう。(当然画面下の方の広告の数値は低くなります)

まとめ

これらの設定は「鉛筆」マークのところから変更することができると前述しましたが、変更したレポートは名称をつけてパターンを保存することができます。

アドセンス広告を貼ったばかりのころはほとんど0に近い数字だとは思いますが、数字が上がっていくのを見るのはモチベーションアップにもつながります。

毎日1回はこの数字を確認することを癖にしましょう。

今度はブログでのもう一つの稼ぎ方であるアフィリエイトについて、次回の記事「アフィリエイトを始める!初心者におすすめのASPは?」にて説明いたします。

※本記事は、デバイス:スマホ(iPhone7)・ワードプレス バージョン:5.3.3・使用テーマ:賢威8 の動作環境で解説しています。

広告
スポンサーリンク