今回は、外部サイトや著作物の文章や画像を引用をする方法とその注意点について説明いたします。
引用とは?
そもそも引用とは、他人が書いた文章などを自分のサイトで使うということです。
前回の記事「テキストや画像にリンクを貼る方法とSEO効果について」では外部リンクについてお伝えいたしましたが、外部記事のページに飛ばすリンクと違って、一部の表現のみ自分のサイトで使うのが引用です。
他人のサイトや著作物については著作権があり、勝手に使用すると著作権侵害になってしまいます。
しかし、感銘を受けた言葉や公式サイトの文言などを引用したい場合もあるかと思います。
そうした場合は引用ルールを守ることで引用することが可能です。
引用ルール
簡単に言うと以下の通りです。
- 引用する必要性がある。
- 引用部分を明確にする。
- 引用は補足程度にする。
- 引用の出所を明記する。
- 引用部分の改変をしない。
1.むやみやたらに引用してはいけません。必要性があって引用するのが前提です。
2.引用部分を明確にする必要性がありますが、やり方は後述いたします。
3.引用部分がオリジナルの文章を超える量ではいけません。
4.どこから引用したのかを明記する必要があります。やり方は後述いたします。
5.引用文はそのまま掲載しなくてはいけません。自分の都合で改変するのは不可です。(前略)(以下略)とするのはありですが、一部削除や句読点の追加は不可です。
以上のようなルールを守ることで引用することは可能です。
引用方法
引用部分は<blockquote>(ブロッククォート)というタグで囲むことによって区別するのが一般的です。
実際にblockquoteで囲んだ例です。
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)
引用元:文化庁公式サイト「著作権が自由に使える場合」(注5)引用における注意事項
これは引用についてのルールを定めた文化庁の公式サイトの該当部分を引用したものですが、では、どうやって表示させるかを説明します。
まずは投稿画面の「+」マークをクリックします。
一般ブロックの中にある「引用」を選択します。
引用したい文面を入力し、「引用元を入力…」のところに引用元を入力します。
「引用元」の欄には、「引用元」とか「出典」などと入力してから引用した書物やサイト名を入力します。
なお、これは必須ではありませんが、マナーとして引用元にはリンクを貼ることを推奨いたします。
例に挙げた上の図は、引用元である文化庁の公式サイトのリンクを貼った事例です。
また、画像を引用したい場合も「引用」を選択するまでは同じです。
次の画面で「▼」マークから「インライン画像」を選択し、引用したい画像をアップロードします。
後は文字の引用と同じように引用元の明記をし、リンクを貼っておきましょう。
まとめ
引用には上記のような細かいルールがあり、ただ引用元を明記すればいいというものではありません。
また、あくまでもメインとなるのは自分の記事内容です。
引用することで自分の記事の内容の根拠や補足になるケースには、ルールを守って正しく引用をしましょう。
次回の記事では「続きを読む」を表示する!more タグ設置のメリットとは?について説明いたします。
※本記事は、デバイス:スマホ(iPhone7)・ワードプレス バージョン:5.3.3・使用テーマ:賢威8 の動作環境で解説しています。